ポモドーロとは

日本ではトマトとよばれていますが、イタリアではトマトのことはポモドーロと呼ばれています。

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ポもはリンゴ、ドーロは黄金、つまり、イタリア人にとってトマトは黄金のリンゴと言われるほど貴重で大切なものなのです。イタリアにトマトが広まったのは1800年代とも言われています。大昔からイタリアでは食べられていたように感じますが、意外にイタリアでのトマトの歴史は浅いようです。

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コロンブスが新大陸を発見した際、メキシコから持ち帰ったとされるトマトですが、それがヨーロッパに伝えられても始めは食べられることはありませんでした。

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それは、トマトは観賞用としてのものだったり、有毒なものともされていたため、多くの人々には受け入れられることはなかったのです。しかし、イタリア南部のナポリにおいて観賞用のトマトは品種改良され食用へと進化しました。そのころ劇的な発展を遂げたパスタとの出会いがあり、パスタとトマト、イタリアとポモドーロは切っても切れないものとなったのです。イタリアでは日本のようにトマトを生で食べるより熱を加えてトマトソースにして利用する方が多いようです。その消費量も日本の何十倍もの量で、いかにトマトの消費大国であるかがわかります。トマトソースの味はイタリア人のママの味であり伝統の家庭の味でもあります。オリーブオイルにガーリックを入れ、皮をむいたトマトをつぶしてじっくりと煮込みます。味付けはシンプルに塩とこしょう、香り付けにバジルをいれます。同じような材料でも、日本のお味噌汁のように、少しずつ味わいが違うのでしょうね。

トマトにはうま味成分がぎっしりと含まれています

ナポリで品種改良されパスタと出会ったトマトは、それまでのイタリアのパスタ料理を一変させました。それまではオリーブオイルや蜂蜜、酢などが調味料として使われていましたが、トマトが使われることによって、味に深みが加わるようになり、色どりも鮮やかに変わっていったのです。トマトには他の野菜よりも多くのグルタミン酸と言われるうま味の成分が多く含まれていて、それを煮込むことにより水分が抜け甘みが増し、グルタミン酸の量も増えるとされています。また、真っ赤に熟れたトマトの鮮やかな色と、香り、酸味は食欲をそそり、他の野菜やお肉、魚介類など全ての素材ともうまくマッチングできるのです。これにより、トマトはパスタだけでなく、様々な食材との相乗効果で奥深い味わいが生まれ、イタリア各地で色々な料理が発展していきました。

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