チーズの歴史

イタリアンには欠かせないチーズ。パスタやピッツァ、ニョッキやリゾットなど幅広いイタリアンにチーズは利用されています。酪農王国オランダやフランスなどヨーロッパ各地でチーズは作られていてますが、実はチーズのルーツはヨーロッパではなく西アジアと言われています。この事実を確定する歴史的な文献があるわけではありませんが、アジアの遊牧民が放牧していた動物の乳を、動物の内臓に入れて旅をしていた際に偶然にできたものが現在のチーズへと発達した、という説が有力です。その後西アジアから中近東、トルコ、ギリシャと渡り、イタリアへとやってきました。今から3000年ほど前のギリシャ神話にチーズが登場するので、イタリアでもそのころにはチーズは食べられ、ローマ帝国の勢力とともにスイスやフランス、オランダへと拡大していきました。チーズはワインと同じように、原料となる乳の種類や作られる産地、熟成の仕方などによって様々な味や固さ、色、匂いがあり、その種類も何千種類とさえ言われています。

イタリアンチーズの種類

イタリアは日本のように南北に長く、気候もかなり違うことから、様々な種類のチーズが作られています。現在日本でもお馴染のものとしては、ピッツァやパスタの上にのせられるパルメジャーノレッジャーノや、柔らかく豆腐のような食感のモッツアレラ、マイルドタイプと刺激のあるタイプがあるゴルゴンゾーラなどが有名です。

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イタリア中部で作られるパルメジャーノレッジャーノはチーズの王様とも称されるほど貴重で投資の対象にもされるほど、大変価値のあるチーズです。大きさも約30キロはある立派なもので、日本人にはマンガでネズミがもぐって遊ぶチーズとしても知られています。イタリアの中部地方は気候が温暖で乾燥していることから、このような硬質で熟成期間の長いチーズが作られています。2年以上の熟成期間を経たものもあり、その過程の中でうま味成分が増し、それとともにチーズ独特のにおいも強くなっていきます。乾燥も進んでいるので、すり金でおろしたり、薄くスライスして料理にのせられます。モッツァレラは牛の乳ではなく水牛の乳から作られるチーズで、イタリア南部のチーズです。南部の気候は気温が高いことからチーズを熟成するには向いていないため、フレッシュのまま食べられるチーズが多いようです。熟成期間を経ていないフレッシュなチーズで、匂いもあまりなく、味もクセがないことから、チーズ初心者にも人気のチーズです。ピッツァやサラダなどによく利用されます。ゴルゴンゾーラは、マイルドで食べやすいものと、ブルーチーズの一種である匂いと味に刺激のあるものがあります。マイルドタイプはドルチェなどにも使われますが、ブルーチーズの方はピリリとした舌に伝わる刺激と何とも言えないチーズの発酵臭により、好き嫌いが分かれるチーズでもあります。パンにのせて赤ワインと楽しんだり、ディップやパスタのソースなどにも利用されます。


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